バイクの王者とも言われているハーレーは、カスタムパーツが豊富で世界に一台の愛車に作れることでも有名です。
キャブレター
キャブレターとは、空気とガソリンを混合し、エンジンに送り込むためのパーツで、アクセルによってコントロールされます。しかし、ただ混合したものを送ればいいというわけではありません。
ハーレーの走行状況、あるいはエンジンの稼働状況といってもいいのですが、その速度によってエンジンに必要な空気とガソリンの混合気は変わってくるのです。必要な状態の混合気を必要な量だけ作り送る、これを行い制御するのが役割となります。
キャブレターも、混合気の供給方法によって種類が分かれています。「負圧式・可変ベンチュリー型」、「強制ベンチュリー型」、「固定ベンチュリー型」の三つです。
これらは、種類ごとにエンジンの動きを大きく左右します。例えば、「負圧式・可変ベンチュリー型」は、ある程度ラフなアクセルのコントロールであっても加速不良が起こりにくい反面、応答が少し遅れます。
「強制ベンチュリー型」なら、応答は良いですが、アクセルのコントロールにシビアであり、下手をすると失速することもあります。キャブレターは、操作性やエンジンの動きに関わってきます。
また、エアクリーナーやマフラーといった他のパーツとのバランスもあるので、ハーレーについて経験豊富な人に相談してカスタムすることをお勧めします。